熟語の構成
SPI、漢検どちらにおいても、熟語の構成は必須問題です。例題を解いてみましょう。
例題
「嫌悪」と同じ熟語の構成となっているものは次のうちどれか。
- 盛衰
- 僅差
- 迎春
- 未完
- 寡少
解答
5.
熟語とは
漢字を二字以上組み合わせてできたことばで、一定の意味をあらわすものです。
熟語の構成の5タイプ
熟語の構成は、次の5つのタイプに分かれます。
岩石 | 同じような意味の漢字を重ねたもの |
高低 | 反対または対応の意味を表す字を重ねたもの |
洋画 | 上の字が下の字を修飾しているもの |
着席 | 下の字が上の字の目的語・補語になっているもの |
非常 | 上の字が下の字の意味を打ち消しているもの |
問題文にある「嫌悪」は、「嫌」と「悪」で同じような意味を重ねたものなので、岩石タイプです。
1.「盛衰」は、「盛」と「衰」が反対の意味を表す字なので、高低タイプです。
2.「僅差」は、『「僅」かな「差」』と考えると、「僅」が「差」を説明(修飾)しているので、洋画タイプです。
3.「迎春」は、『「春」を「迎」える』と考えると、「春」が「迎」の目的語となっているので、着席タイプです。
4.「未完」は、「未」が「完」を打ち消しているので、非常タイプです。
5.「寡少」は、「寡」も「少」も同じような意味を表すので、岩石タイプです。
以上より、5.が答です。
練習